いろいろな雑学・タブー 「やってはダメ!」には理由がある ~日本列島編~

日本列島の雑学・タブー

寝室の枕の向きと縁起のよしあし

昔から、北に頭を向け寝ることを「北枕」として縁起が悪いと言われてきました。
もととは、お釈迦様が入滅したときに頭を北側に向けていたことから、死者を北を頭にして安置するという習慣がうまれました。

それとおなじことをする生者は「縁起が悪い」とされてきたようです。

しかしながら沖縄では、頭を西向きにして安置することが多く、「西枕」が縁起が悪いとされているようです。

さらに、沖縄では「北」のことを「ニシ」と方言で言うそうで、いつのまにか「北」→「ニシ」→「西」が混同され、「西枕」が不吉とされました。

また、沖縄では西に太陽が沈むというイメージが強く、死を連想させ、死者が頭を向ける方角として西枕が不吉ということが定着したみたいですね。

住む土地によって、方角と枕の位置の関係は変化するようですね。

年越しそばを食べているときは、声をだすのは禁止!?

大晦日に「年越しそば」を食すご家庭もまだ多いと思いますが、その年越しそばを食べる時に、声をだすことを禁止している家庭もあるとのこと。

せっかく年末に家族で集まって食事をするのですから、年越しそばでも普通の食事でも会話を楽しみながら食事をしたいものですよね。

そもそも大晦日の夜に年越しそばを食べるのは
①細く長いそばを食すということで、いつまでも達者で長生きを願う
②そばは切れやすいことから、一年の苦労を断ち切り、翌年に持ち越さない
③植物としての「ソバ」は、雨風にさらされても、その後の日光を浴びることで元気になるので、それにあやかる
といった理由があります。

苦労を断ち切り、また長寿や健康を願う儀式の最中に、沈黙を守り厳粛にそばを頂く行為はおかしくないのではないかと。

「するめ」を「あたりめ」を言い換えるのは?

居酒屋のメニューとかで、「するめ」ではなく「あたりめ」とされているところが多いですよね。

これは「するめ」の「する」を、「すり減らす」「博打でする(すってしまう)」ことに通じ、縁起が悪いとされ、かわりに縁起のいい「当たり」にしたというものです。

同様に
・「すりこぎ」→「当たりこぎ」
・「すり鉢」→「当り鉢」
・「すりガラス」→「当たりガラス」
・「ヒゲをそる」→「ヒゲをあたる」
などなど。

ちなみに、結婚式の引出物にするめを縁起物として使われるようになったことも影響しているようです。

茨城県の方に「いばらぎ」と言ってはいけない理由

「茨城県」の読み方は、「いばらぎけん」ではなく、「いばらきけん」です。

茨城に住んでいる方は、「いばらぎけん」と言われることを気にする方も少なくなく、これは、廃藩置県の際に誕生した茨城県が正式には「いばらき」であって、一度も「いばらぎ」と呼ばれたことがないからだそうです。

しかしながら、茨城の方言で、主に「か行」が濁音となってしまうことで、現地の方が「き」が濁ってしまい、「いばらき」と言っているつもりでも、他県の人には「いばらぎ」と聞こえてしまうことが「いばらぎ」と間違えられてしまうことにつながった模様。

関東と関西の「たぬきそば」の違い

関東の「たぬきそば」
天かす入りのそばのことで、天かすは天ぷらの残りかすであって、中には何も入っていない「タネ抜き」から「たぬき」となりました(諸説あり)。
いっぽう、油揚げ入りのそばのことを「きつね」と言います。きつねが油揚げが好きだからですね。

関西の「たぬきそば」
油揚げ入りのそばのことです。
関西では、油揚げ入りのうどんのことを「きつね」、油揚げ入りのそばのことを「たぬき」と言います。

つまり、関西では「きつね」「たぬき」も油揚げがのっている麺のことを呼び、天かす入りのそばのことは「はいからそば」呼ばれることが多いそうです。

日本人が守ってきたタブーとその理由

お正月のタブー

正月飾りを大晦日に飾るタブー
しめ飾り・門松などを大晦日に飾るのは「一夜かざり」と言われ、年神を迎える誠意に欠けるということで忌まわれてきました。29日に飾るのは「苦(九)に結びつく」として嫌われてきましたので、30日に飾るのがベストです。

元旦に掃除はしてはいけない
元旦の掃除は「福を掃き出す」として縁起が悪いです。

おせち料理の好き嫌いはダメ
・黒豆→まめに暮らす
・昆布→よろこぶ
・れんこん→れんこんの穴から先を見通す
・エビ→腰が曲がるまで繁栄
と様々な意味がありますので、全ての料理に箸をつけることが縁起が良いとされています。

正月に寝込むと5月に病気になる
5月には本格的な農作業が始まることから、冬に寝込むと、5月の多忙時に再度病気がぶり返すそうで、冬場の病気に注意するという戒めの意味がこめられています。

夜に爪を切ると親の死に目に会えない

照明が未発達の時代に、暗い環境で爪を切ると、深爪や怪我をすることがあったので、夜に爪を切ってはならないという戒めが生まれました。
また、語呂合わせで「夜に爪を切る」→「世詰め」つまり早死する、寿命を縮めるということで「親の死に目に会えない」ということになるそうです。

食べてすぐ横になると牛になる

食べてすぐ横になることは「みぐるしい」とされ、すぐ横になるような怠け者になるな、つまりは「食後すぐ横にならずに、働け」という戒めの意味だそうです。

3人で写真を撮るときに、真ん中の人は早死にする

今でも写真を撮ると魂が抜かれると言う人もいますが、実際は、3人で写真を撮る時に、目上(年上)の人を真ん中にすることが多いので、年齢の分、一番はやく亡くなる確率が高いということからそんな迷信が生まれました。

 

5月・10月に結婚式をしてはいけない

5月は田植え、10月は収穫と、農家にとってはいずれも大事な時期ですね。また、いずれも神聖な時期でもあることから、女性は慎み深くしていなければならないし、そんな多忙な時期に結婚するのはいかがなものか、という現実的な理由もあります。